夏のアメリカ旅行、荷物は機内持込が安心!?
この夏、どこかへ行くのに飛行機に乗るなら、機内持ち込みをしたほうがいい…というのも、荷物の紛失率が全米各地の空港で急増しているからです。手荷物受取所に紛失荷物が山積みになって、毎日その山は増えていっています。最新の航空消費者レポートによると、米国では夏の旅行ラッシュ前の今までに約22万個の荷物が紛失または破損している状態です。
CBSニュースのシニア・トラベル・アドバイザーであるピーター・グリーンバーグ氏は、最近の手荷物のチェックは無意味であると述べています。
「もし手荷物を預けるなら、乗り継ぎ便を使わないこと。つまり、ヨーロッパ行きの一番長いフライトか、アメリカ国内の一番長いフライトを最初に取ること。そして、目的地に着いたら、降りて、荷物を取って、電車か車で移動するんだ。」と彼は言います。
でも、どうしても荷物を預けなければならない場合はどうしたらいいのでしょうか?
専門家によると、Appleのエアタグのような小型のGPS追跡装置を荷物に付けることを検討すべきとのことです。また、中の貴重品の写真を撮っておくことも大切になります。
そして、補償についても詳しく知っておく必要があります。
国内線なら最高3,800ドル、国際線なら最高1,780ドルの補償が義務付けられているだけでなく、道中の付帯サービスも航空会社の負担となっています。手荷物の問題は、パンデミックで失われた時間を取り戻そうとする旅行者のために、世界中の空港で急激に増えている問題のリストのひとつです。
また、燃料費の高騰と需要の高まりによって、航空券の値段の高騰も旅行者を悩ませます。しかしながら、こうした高騰はいつまでも続くものではありません。
「旅行業界は、予約と前倒しを基本に、沈むか泳ぐかを決める」とグリーンバーグ氏は言います。
「そして、例えば7月中旬から年末までの全体の流れを見ると、航空券の値段が最も高くなるのは8月の2週目です。そして、レイバーデーを過ぎると、当然ながら値段は下がっていきます」。
秋の旅行シーズンの9月10月になると、アメリカ西海岸からハワイへの旅行が、以前は775ドル台だった運賃が、現在は基本エコノミー運賃で237ドルという安さで提供されているとのことです。