【オアフ島】路上生活のホームレス増加、シェルター利用者は減少
オアフ島でパンデミック発生後初めて実施されたホームレスのポイント・イン・タイム・カウントによると、ホームレス全体数は約11%減少したものの、路上生活者においてはわずかに増加したという複雑な結果が出ています。
今年3月、ボランティアがオアフ島中に散らばってホームレスの数を数えました。
その結果、2020年には4,448人であったホームレスが、4,000人弱であることが判明しました。また、オアフ島のホームレスのうち、約60%が路上で生活しています。
報告書によると、シェルターを利用しているホームレスの数は、COVIDルールの影響もあり、2020年から24%減少しました。シェルターを利用せず路上で暮らすホームレスの数は0.4%(約9人)増加しました。もうひとつのポジティブな展開として、退役軍人と子どものホームレスも減少しています。
この調査を行ったNPO法人パートナーズ・イン・ケアは、シェルター人口が減少したのはいくつかの要因によるものだと考えています。そのうちのひとつは、シェルターでのソーシャルディスタンスの必要性です。
また、もう一つの大きな減少は、未成年の子どもがいる家庭で見られ、2015年から60%減少しています。この減少は、長年にわたって子どものいる家族にサポートの焦点を当てたことによるものと思われると、同NPOは報告書の中で述べています。
ポイント・イン・タイム・カウントの報告書は、連邦政府が義務付けた国勢調査で、資金配分を決定するために使用されます。擁護者たちは、前回の調査が2年前に実施されたため、今年のカウントは特に重要であると述べています。
また、4月に行われた近隣の島々のポイント・イン・タイム・カウントの結果では、ホームレスの数は2020年から変化していないことが示されています。